夢の記録

水を飲み過ぎた さかなのような

20200529

滑り台の夢をみた。

わたしは中学からの親友と久々に会う。

君は珍しくうちの近くにいた。聞けば親戚の家に来たかなんかで千葉県に来てたらしい。あまり駅を移動せずに会えたのに、どうしてまた電車に乗るのと自虐を入れつつ、二人で電車に乗った。りんかい線りんかい線かな、東雲から新木場にかけてみたいな景色が見える。やけに高いからこれはモノレールだろうか。もういいや。

積もる話をした。じんさんの新曲の話をした。ネットで検索をかけるとしづさんの動画がニコニコ動画のランキング1位になっている。しづさんーーカゲプロの素晴らしいMVの数々を手掛けた彼女は、いまや歌い始めて超人気になり、青色の髪にクリップを止めたキャラクターとして活動している。

 

「すごいよねえ」

「ね、こんなになると思ってなかった」

「あんま歌声好きじゃないけどすごいと思う」

 

じん(自然の敵P)の新着タグに、金色の枠が一つだけ光っている。

まさか彼の数年ぶりの新曲をしづさんの歌で聴くと思わなかったよ。ああ、IAちゃんがよかったな……。失礼な話だけど。

私は技量の巧拙に関わらず、機械音声で聴きたほうが好きな音楽が存在する。前にひとにも指摘されたけど、本当にボカロが好き。でも「ボカロ万歳!」みたいに言うのは違う。ひっそりと名曲を探し、ジャンルや言葉に囚われずに音楽を聴けたフィールド…それが私にとってニコニコのVOCALOIDジャンルだったというだけの話。

そんな話をしているうちに駅に着く。そういえば同じように歌ってたイラストレーター・秋赤音さんって今どうしてるのかな。kzさんが提供した曲好きだったな。

 

田舎臭くて寂れた駅で降りた。

1個しかない改札を潜り抜けて、左側の階段から降りる。北口かな。

相模原みたいな感じだったのに、駅を降りた後もういちど仰ぎ見た駅はこんな感じだった。

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降りたところには親友の親戚がいた。そういえばおばあちゃんの家行くとか言ってたっけ?

「わたし行ってくるね」

うん、と返事して散歩する。知らない街は好きだ。ましてや緑の多い場所は。

 

そういえば駅前の餅屋をTomgggさんが買収するらしい。

なんか見たことある顔がちらほらいたけど、気にしないことにした。

 

ぼーっと散歩する。こんなとこ二度と来ないだろうから貴重に堪能する。団地を歩いてたら遠くに親友のお母さんがいた。相変わらずきれいだな。まだ変わらず嵐好きなのかな。今大変だろうな。てか人多い。こんなに大家族だったの?

すこし近づくとしらない中年の女性が私に話しかけた。覚えていないが。

流れで一緒に行くことになる。親友はいない。小学生くらいの子供たちとじゃれながら話をする。いいな、このくらいの年の頃もつらいことはあったけど、楽しいことを楽しいって言えたな。いまも吹っ切れたから言えるか。

 

しばらく歩いていたらまた駅前に着いた。

集団のリーダーみたいな人が、餅屋を探していることを、私は知っていた。

 

「お餅屋さんにつれてってくれる?」

「いいよ!」

「おねえちゃん、こっちこっち」

駅前でたまっているのもあれなので、連れてってもらうことにした。

親友の親戚の子たちは優しい。

 

なんでかわからないけど、歩道橋はこの時すでに緑色の滑り台であった。

常滑り台なのかローラー式滑り台なのか判別のつかない移動をしながら、だだっ広い空をみる。この街はいやに空が広い。そして、白色の下地に青色の絵具をさっと塗りこめただけで、なにもない。東京タワーすら見えない。

 

「このお餅屋さんの名前なんで変わるの?ぼく、そのままがいい!」

「あはは…」

わたしもそう思うけど、ほら宣伝だからさ…マイナビBLITZとか名前としてモヤモヤしたけどさ……ぐぐさん好きだし…

てか買収かー。ぐぐぐさんも出世したな。

そういえば駅前でトマドさんがなんか言ってたのを思い出す。忘れた。

 

レジ袋二つ分の餅を買っていったら親友の親戚のしらない女性たちにひどく喜ばれた。いつの間にか親友も合流していた。ワロタ。