夢の記録

水を飲み過ぎた さかなのような

20200612

夢を見た。
友達が私にハトラの服の写真を送ってきて、「れんちゃん!」って言った。
これはどう返答したものかな、と考えていたときに、場面は変わり、Twitter
いつも通り適当にTLを眺めていたら、みんなのいいねが流れてきて、親しい人のプロフィール名が変わっていて、「えーその表記いかすじゃん!」とか思った。確かアルファベットで、id名だったのかな。実際にその人が英語表記にしたときはそんなにいいと思わなかったし。いろいろ考えたけど思い出せなくて、どれもあんまりイカすなとか思わなかった。
 
まどろんだ目でベッドからのそのそと起き上がる。昨日はDTMをしながら寝落ちたらしい。睡眠防止用にベッドに積まれた本や衣服が見事に下敷きになっていた。眼鏡をかけて携帯を探す。友達からラインが来ていた。写真と、謎の二三言。ものすごい既視感。

瞼をこすりながら返事をする。これ深夜だからいま寝てるだろうな。
しかし存外早くレスが返ってくる。寝ろよ!弁当を作ってシャワーを浴び、外出。
珍しく半袖にしたので風が心地よかった。今週はすごく長かったけど、やっと週末だ。
大人になると1日も1週間も短いって言うけど、私の1日はものすごく長い。少しでも眠ると、体内時計の日付が変わってしまうせいかもしれない。お酒が飲めるようになってしばらく経つけど、私はいつ大人になるんだろう?
 
お昼ごろなんとなく鳴った携帯を手に取ると、よくわかんないけど私の名前が呼ばれていた。
あ、これ、正夢だ。ハトラってとこだけミスだけど。

犬の死骸

近所の公園で猫が犬を食べている
ぼくは泣き虫だからよくそれを見ている
 
猫がはらわたをひきずり出すさまを見ながら
そういえば ぼくもこうだっただろうか と思う
猫は首輪を引かれて持ち主のもとへ帰ってゆく

色とりどりの猫が並んできれいだった
心臓が透けている猫
両足が細く飛べる猫
標本になった猫
 
ぼくはどの猫も取らずにレジに向かう
 
「お気に召しませんでしたか。」
「いえ。でも猫は嫌いなんです」
 
店員が悲しそうな目をすると、猫は腹から2つに割れた
断面がつやつやして魚みたいだった。
 
「これは売り物ですか。」
「いえ、でも、買うことはできます。」
 
ぼくはそれを買って帰った。
 
昨今では犬が猫の死骸を食べるらしい。
隣の家の少女が嬉しそうに死骸を握りしめている。
エサ用の死骸。死骸パウダー。
骨だけになったそれを人はもう死骸と呼ばないらしかった
そんなはずはない。あれは確かに死体だ。
 
蟻が群れを作っていた。まっすぐに、まっすぐに歩いていた
ぼくがレジに並ぶのを見るとにやりと笑う
 
ぼくは少し憤った。肉厚な死骸が袋の中で揺れた
バサバサと鳥の音がした。壊敗した匂いにえづいた
 
次の瞬間、ぼくはもう、蟻のことを忘れている。
猫は食べ物である。

20200529

滑り台の夢をみた。

わたしは中学からの親友と久々に会う。

君は珍しくうちの近くにいた。聞けば親戚の家に来たかなんかで千葉県に来てたらしい。あまり駅を移動せずに会えたのに、どうしてまた電車に乗るのと自虐を入れつつ、二人で電車に乗った。りんかい線りんかい線かな、東雲から新木場にかけてみたいな景色が見える。やけに高いからこれはモノレールだろうか。もういいや。

積もる話をした。じんさんの新曲の話をした。ネットで検索をかけるとしづさんの動画がニコニコ動画のランキング1位になっている。しづさんーーカゲプロの素晴らしいMVの数々を手掛けた彼女は、いまや歌い始めて超人気になり、青色の髪にクリップを止めたキャラクターとして活動している。

 

「すごいよねえ」

「ね、こんなになると思ってなかった」

「あんま歌声好きじゃないけどすごいと思う」

 

じん(自然の敵P)の新着タグに、金色の枠が一つだけ光っている。

まさか彼の数年ぶりの新曲をしづさんの歌で聴くと思わなかったよ。ああ、IAちゃんがよかったな……。失礼な話だけど。

私は技量の巧拙に関わらず、機械音声で聴きたほうが好きな音楽が存在する。前にひとにも指摘されたけど、本当にボカロが好き。でも「ボカロ万歳!」みたいに言うのは違う。ひっそりと名曲を探し、ジャンルや言葉に囚われずに音楽を聴けたフィールド…それが私にとってニコニコのVOCALOIDジャンルだったというだけの話。

そんな話をしているうちに駅に着く。そういえば同じように歌ってたイラストレーター・秋赤音さんって今どうしてるのかな。kzさんが提供した曲好きだったな。

 

田舎臭くて寂れた駅で降りた。

1個しかない改札を潜り抜けて、左側の階段から降りる。北口かな。

相模原みたいな感じだったのに、駅を降りた後もういちど仰ぎ見た駅はこんな感じだった。

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降りたところには親友の親戚がいた。そういえばおばあちゃんの家行くとか言ってたっけ?

「わたし行ってくるね」

うん、と返事して散歩する。知らない街は好きだ。ましてや緑の多い場所は。

 

そういえば駅前の餅屋をTomgggさんが買収するらしい。

なんか見たことある顔がちらほらいたけど、気にしないことにした。

 

ぼーっと散歩する。こんなとこ二度と来ないだろうから貴重に堪能する。団地を歩いてたら遠くに親友のお母さんがいた。相変わらずきれいだな。まだ変わらず嵐好きなのかな。今大変だろうな。てか人多い。こんなに大家族だったの?

すこし近づくとしらない中年の女性が私に話しかけた。覚えていないが。

流れで一緒に行くことになる。親友はいない。小学生くらいの子供たちとじゃれながら話をする。いいな、このくらいの年の頃もつらいことはあったけど、楽しいことを楽しいって言えたな。いまも吹っ切れたから言えるか。

 

しばらく歩いていたらまた駅前に着いた。

集団のリーダーみたいな人が、餅屋を探していることを、私は知っていた。

 

「お餅屋さんにつれてってくれる?」

「いいよ!」

「おねえちゃん、こっちこっち」

駅前でたまっているのもあれなので、連れてってもらうことにした。

親友の親戚の子たちは優しい。

 

なんでかわからないけど、歩道橋はこの時すでに緑色の滑り台であった。

常滑り台なのかローラー式滑り台なのか判別のつかない移動をしながら、だだっ広い空をみる。この街はいやに空が広い。そして、白色の下地に青色の絵具をさっと塗りこめただけで、なにもない。東京タワーすら見えない。

 

「このお餅屋さんの名前なんで変わるの?ぼく、そのままがいい!」

「あはは…」

わたしもそう思うけど、ほら宣伝だからさ…マイナビBLITZとか名前としてモヤモヤしたけどさ……ぐぐさん好きだし…

てか買収かー。ぐぐぐさんも出世したな。

そういえば駅前でトマドさんがなんか言ってたのを思い出す。忘れた。

 

レジ袋二つ分の餅を買っていったら親友の親戚のしらない女性たちにひどく喜ばれた。いつの間にか親友も合流していた。ワロタ。

朝食

うす茶色の

つやつやしたかたまりが

朝の空気に科をつくる

 

ぼくらが触れる

たび

わっと 糸を引き

 

口の中へと溶けていく

 

集合体の話をしよう

放り込む糸があなたで

ぼくらはΦの最適解

眠れないのは たんぱく質が足りていないせいだった

 

今日も身体を燃やして

また

つやつやの実に

 

大豆〘名〙マメ科一年草。中国北部原産といわれる。古代から中国では五穀の一つとして栽培され、日本にも古く伝来した。現在では、世界中で栽培され、品種数は一〇〇〇を超える。ふつう、高さ六〇~七〇センチメートルで、茎は直立するが、時につる性で二メートルに達する品種もある。(精選版 日本国語大辞典

 

 

 

20200420(かなり明晰)

クジラと一緒に海に沈んでいく。

青い海は美しくて透明ですごく気持ちがよかった。きれいだ。

 

夢の中で好きな人という設定の少年が、わたしも知っている女の子とギターを弾いていた。曲を作っていた。いいなー。そこにわたしはいないけれど。誰かと音楽を作るのはいいことだ。ひとりでは見えない世界が見える。わたしもそこに行ってみたかった。

ピアノの音が聞こえた。青くどろりとしてセブンスの音が鳴る。

 

沈み続けるのにいつまでも青はやまない。

顔を洗い損ねたまま眠ってしまったようだった。

 

「あなたがすきよ」

 

昨日聞いたサンプリング音声が耳元に蘇る。ストーリー仕立ての環境音楽。誰に向けられたわけでもなく形骸化され、何度も反復されるそれを聴くたび、わたしは張り裂けそうなほど胸が痛くなる。その声を聴くのは初めてじゃなかった。去年の秋にも同じ声――それは歌声の姿をしていた――を耳にし、狼狽し数日間苦しめられ続けた。美しい旋律に軟な声はふわりとして悪魔だった。

 

画面の向こうから立ち現われ消えゆく文字。人。もう何年こうして眠っているのだろう。このまま一生覚めないでいてほしい。音楽と一緒に声が話しかける。やめてほしかった。失ったものに振り回されたくはないから。いつか失われるかもしれないものを、希望だと認識したくはない…

20200417

ゆいごさん?に会ったから硝子の試験管(かなりデカい)を頭につっこんだら(ひどい)、どろりとして粘り気があって半透明できらめいていた。ラメ入りの粘土?消しゴムみたいな人工的で安っぽいきらめきが妙に科学的でいとおしい。作曲家の脳味噌ってこうなってるんだ。初めて知った。
自主規制中だから参加できてもライブが中止になるかもしれない。会ったことのないどころか親しくもない"ユミカちゃん"が笑った。futatsukukuriのワンピースを着ていた。そしてふふと笑ってどこかに行ってしまった。マインクラフトみたいな画面の中で人工的なみんなが笑う。カクカクだよ。もう。レゴブロックか?

倉庫で作業をしていたら川●先生(名前が思い出せないのだ)が入ってきた。聞けば次の数学の授業までに教室の準備をしてほしいとのこと。みんなは体育の授業でだれもいない。なぜか机といすが片付けられているが、特に不信感は抱かなかった。(夢にありがちの現象である。昨日観た範宙遊泳の演劇の影響かもしれない)あと数分しかないが、必死で支度をし、教室を原状復帰していく。先生はぼうっとしながら教卓のところに立っていた。

あーあー。みんなが帰ってきてしまった。体操服の女の子たちがめいめいの席に着こうとするも、机がない。椅子がない。慌てて並べるけど間に合わないからみんな自分で並べ始めた。
ちょっと土気色の匂いがして噎せた。


ふたたび倉庫。黄土色のファイルにとめられた資料を順番に箱詰めしていく。こういう単純作業は嫌いじゃないときが多い。今日は退屈だけれど……
荷物整理をする私におかっぱで赤いフレームの眼鏡をした友人(と定義されている)が話しかける。
「最近何してるの?」「うーん、昨日FaceRig買ったよー」「そっかあ、わたしもネットゲームはするよ」「どんなの?」話していたら長身に眼鏡の男の子もやってきた。髪は短く刈り上げてあり、キツネみたいな顔をしている。「え、最近流行ってるやつじゃん!」面倒だな。
友人は私にキンプリのようなもの(ようなものであって、絶対に違う。というか靄がかかったように思い出せない)を私にいたく勧めた。これは2.5次元舞台ではなく……でもゲームでもなく…なんだ……演劇だ!!!

彼女はそれ(演劇)のDVDをいくつか購入したらしい。
私は2枚しか買わないけど8枚購入したから、一つ私にくれるって。
布教者にありがちなパターン。でもめちゃくちゃにうれしい。

足を曲げる。こんなに曲げたらまた関節痛にならないだろうか?…ならなかった。*1

再認識したそれは映画になっていた。
あっこれ、フィルムだ!!!男の子がよくわからない周波数の言葉を喋り始める。これサンプリングしたいなー。認識できるのに声がバグってどろりと視覚的に溶け出すのだ。文字化け?に近いのかもしれない。肌で体感する文字化け。

 

最後に夢で聴いた音楽*2を貼ります。

*1:これは完全に外の私の思考であろう

*2:クソMIDIです許してください